雑記

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確率について <コインの裏表、連続して起こる確率・予選6回戦で連続して引ける確率>

 

こんばんは、しょうがパンです。

 

 

今回の記事は、確率について です。

 

 

今回の記事は、

CS後に時々見かける、

「S・トリガー14枚積んでいるのに、楯に1枚も埋まっていなかった。

1枚以上埋まっている確率は約90%もあるはずなのに。

俺しか負けない。 下ブレ。」

のような、自身の不運をアピールするTweetに疑問を抱いたため、そのことについての記事となります。

 

そのため、確率や結果を適切に受け止めているプレイヤーにとっては既に理解している内容であるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

~はじめに・コインの裏表~

「50%の確率で表、50%の確率で裏、となるコインがあるとします。

このコインを3回連続で投げた場合、3回連続で表になる確率は何%でしょうか。」

という問題があった場合、答えられるプレイヤーはどの程度いるのでしょうか。

 

 

この問題の場合、確率0.50が3回連続で起こる場合の確率を求めればよいため、

0.50の3乗、0.50×0.50×0.50=0.125→12.5%

となります。

 

  今回の問題、

「馬鹿にするな」と思った方も多いのではないでしょうか。

ご指摘の通り、この問題自体は別に難しいものではありません。

 

 

 

 

 

 

デュエル・マスターズと絡めて~

では、デュエル・マスターズと絡めて確率計算を行っていきます。

 

今回、サンプルレシピとして、

殿堂フォーマット ジョーカーズ(Joker's)の解説とサンプルデッキ |Dig デュエル・マスターズ<DM>情報

に掲載されている<ジョーカーズ>のレシピを使わせていただきます。

 

ジョーカーズ>の強さは、「ゼロの裏技ニヤリー・ゲット」、「破界秘伝ナッシング・ゼロ」に支えられていると考えられるため、今回はこの2枚がどちらも1枚も引けない確率、どちらかを1枚以上引ける確率を考えていきます。

 

 

本当は、式をたてて計算する方が適切なのですが、今回は外部サイトに頼ろうと思います。

利用するサイトがこちら、

(ーカードゲームさらに支援ー確率計算 高度版)http://mikaaaan.web.fc2.com/java_game/rensyu/cardp2.html

(ブラウザによっては文字化けしてしまいますが・・・)

 

では、こちらのサイトの力を借り、確率を求めていきます。

今回は、キーカードAを「ゼロの裏技ニヤリー・ゲット」(4枚)、キーカードBを「破界秘伝ナッシング・ゼロ」(4枚)、キーカードCを「その他のカード」(32枚)としました。

そして、40枚の山札から初期手札とあわせて合計7枚引いたとき(先攻3ターン目or後攻2ターン目の手札の状態)、「ゼロの裏技ニヤリー・ゲット」、「破界秘伝ナッシング・ゼロ」をどちらも1枚も引けなかった場合の確率を求めます。

また、「どちらも1枚も引けなった場合の確率」を求めることで「どちらかが1枚以上引けた場合の確率」も求めることができます。

 

スクリーンショット

f:id:gingerb:20170512131334p:plain

 

今回の計算の結果、

「ゼロの裏技ニヤリー・ゲット」、「破界秘伝ナッシング・ゼロ」のどちらも1枚も引けない確率は、約18%であったことがわかりました。

また、

「ゼロの裏技ニヤリー・ゲット」、「破界秘伝ナッシング・ゼロ」のどちらかを1枚以上引く確率は、約82%であったことがわかりました。

 

 

 

 

 

 

~本題・連続して起こる確率~

本題はここからです。

ジョーカーズ>を予選6回戦の大会で使う上では、

「どちらも1枚も引けない確率→約18%」、「どちらかが1枚以上引ける確率→約82%」という確率にとらわれてはいけません。

 

もちろん、1試合ごとでみると、引けない確率・引ける確率は それぞれ約18%・約82%です。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、私が書き記したかったことは、

・1回戦ごとの確率が約82%であっても、それが6回連続で起こる確率は非常に小さいことを理解しているか。

・今まで、「引けない確率 約18%」の方で簡単に考え、不運をアピールしてきてはいないか。

ということです。

 

 

 

では、確率82%が6回連続で起きる確率を求めます。

式をたて計算すると、0.82の6乗、0.82×0.82×0.82×0.82×0.82×0.82=約0.304→約30%

であることがわかります。

 

6連続で起こる確率が約30%であるということは、6連続では起こらない確率が約70%であることを意味します。

 

 

 

つまり、

予選6回戦の対戦の中で1回以上「どちらも引けない」経験をする確率は、約70%

ということです。

約70%という数値から考えると、

予選6回戦の対戦の中で「どちらも引けない」経験をするのは、珍しいことではない

と私は思うのですがどうでしょうか。

 

 

 

「1回の対戦ごとの引けない確率(約18%)」だけを考え、

「予選6回戦の対戦の中で1回以上どちらも引けない経験をする確率(約70%)」を考えずに、

不運アピール、下ブレアピールをしているプレイヤーも存在しているのではないか

と思い、今回 確率についての記事を書きました。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

記事のはじめで示した

「S・トリガー14枚積んでいるのに、楯に1枚も埋まっていなかった。

1枚以上埋まっている確率は約90%もあるはずなのに。」

という文の中の数値は、1回の対戦ごとで考えれば適切なものです。

ただ、約90%で埋まっているとしても、予選6回戦すべての対戦で埋まっている確率は、約53%です。

約90%の確率で起こる事象も、それが6連続で起きる確率は約53%である ということです。

 

 

 

 

 

 

~おわりに~ 

現在のデュエル・マスターズ(カードゲーム)に対して、人それぞれ様々な思いがあるということを、最近書かれた多くのブログ記事を読んで知りました。

考えは人それぞれであり、どんどん発信するべきだと思います。

ただ、どちらか一方だけが正しいということは少ないですし、

それぞれの立場というものもあるため、正解を一つに絞らず多様性を受け入れた方が、気楽に生きられると思います。